[速報] Sagemaker Studioが大幅改良! VSCode-OSSのCodeEditorがリリース。Web用IDEも高速に進化 #AWSreinvent
せーのでございます。 ただいま、AWS re:Invent 2023 keynoteをラスベガス現地にて聞いております。
Sagemaker Studioに大幅な改良が行われたので、ご紹介いたします。
とりあえず動かしてみた
既にGAになっているようなので、実際に起動ししてみたいと思います。
ところが、普段使うSagmaekr Studioから動かそうとするとエラーが。
ではせっかくなのでドメインの作成からやってみたいと思います。ラスベガスにいる、ということでオレゴンリージョンを使ってみます。
ドメインを作成していると、個人使用か組織使用かの選択肢があります。内容を見てみると組織用にしておけば今回の新機能は使えそうですね。
Sagemaker StudioはNewの方で。
VSCode-OSSベースのCodeEditorはなにも設定しなくても、自動でできるそうです。RStudioは私はライセンスを持っていないので検証はできませんでした。
ドメインの作成ボタンを押してしばらくするとドメインができます。ドメイン内のユーザーからStudioを起動させてみると、立ち上がりました。
普段のSagemaker Studioに比べると立ち上がりは相当早いです。これは使いやすそうですね。
新インターフェース
新インターフェースは非常にわかりやすい作りになっており、まずはJupyter notebookを使うのか、CodeEdotorを使うのかを選択するボタンがあり、Jump StartとAuto MLのコンテンツへのボタンも下にあります。例えばLLMをFine-Tuneさせてみたい、みたいなときはJump Startボタンを押せば
このように、今使えるFMモデルがズラッと並んでいます。これらの切り替えもほとんど時間がかかりませんので、使っていて気持ちよさがあります。
「プライベートスペース」の作成
JupyterLabとCode Editorを使う際には「プライベートスペース」を作成する必要があります。今まではここに「共有スペース」をつくっていたのですが、この仕組みがそのまま「プライベートスペース」に移行された感じですね。ちなみに今までのSagemaker Studioは「Sagemaker Studio Classic」と呼ぶようになったようです。
スペースを作成すると、その中にコンピュート用に1つのAmazon EC2インスタンス、ストレージ用に1つのAmazon EBSボリュームが作られます。
コード、gitプロファイル、環境変数など、スペース内のすべてが同じAmazon EBSボリュームに保存されます。ボリュームは3000 IOPSで、スループットは125 MB/sです。EBSのボリュームはドメイン作成時に設定します。デフォルトは5GBです。
名前を決めたらインスタンスサイズなどを決めてスペースを起動します。EFSと連携したい場合もここで設定できます。
起動するとCode Editorが立ち上がります。これはほぼVS Codeですね。
初期設定をもろもろ済ませると、VS Code使いには馴染みの画面が出てきます。
これならとっつきやすいですね。個人的にはこのUIが一番開発しやすいです。
拡張機能
VS Codeといえばこれが欠かせないので、拡張機能を開いてみました。
これも問題ないようです。ただアカウントのSyncみたいなことはできなかったので、必要なセッティングや拡張もろもろ一式を入れ直すのは少し手間だな、と感じました。何かいい方法を知っている方がいればご連絡ください。
まとめ
新しくなったSagemaker StudioとVS Code-OSSを試してみました。
AWSと連携したコードを書いたり、一時的にコードの共有を行う、新機能をCDKから試してみる、など色々使い道がありそうですね。
参考URL
https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/11/new-improved-amazon-sagemaker-studio/?nc1=h_ls. https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2023/11/code-editor-amazon-sagemaker-studio/. https://aws.amazon.com/jp/blogs/aws/amazon-sagemaker-studio-adds-web-based-interface-code-editor-flexible-workspaces-and-streamlines-user-onboarding/.